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宇多津の秋祭り(10/25,26,27)

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宇多津町が最も熱くなる行事が「宇多津秋祭り」です。

10月下旬の3日間、宇夫階(うぶしな)神社例祭と塩竃(しおがま)神社の例祭を併せた秋祭りで、この日ばかりは県外で暮らしている宇多津っ子も大勢地元に帰ってきて祭りに参加する、町民にとっての一大イベントです。

そして秋祭りと言えば、やっぱり「太鼓台」。香川県内には西は豊浜から東は小豆島まで太鼓台の祭りが多いですが、地域によって「ちょうさ」「太鼓台」「だんじり」など数多くの呼び名があります。
宇多津の太鼓台は文政8年(1825年)から始まったと伝えられていて、その最大の特徴は、何と言っても赤と黒の布団を互いに5枚積み重ねた屋根型です。そして、町家が残る古い町並みを太鼓台が練り歩く勇壮な姿は、宇多津町民の自慢です。

ところで、太鼓台を運行するときに担ぎ手がかけ声を出すのですが、これについて少し説明をしたいと思います(よく意味を聞かれることがあるので)。
まず「ヨイヤーセー」で太鼓台を振ります。これは御霊振りであり、振ることによって神威を高めます。
次に「サーシーマショ」で悪い霊を祓い、「エイ」で地に落とします。これは地鎮であり、土地神への儀礼を表すものとされています。
最後に「ヨノナカ ミゴトニセイ」で太鼓台を天にさし上げ、天の神に天下泰平と五穀豊穣を祈ります。
このような意味を知っていれば、太鼓台の見方がより楽しめるのではないでしょうか。

なにはともあれ、今回は元号が令和になって初めての秋祭りであり、天候にも恵まれて大変盛況なお祭りとなりました。

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